半分のレモン

ほどほどなシンプルライフを

クレイジージャーニー:ハーブ農家特番をやっと見た

録画していたクレイジージャーニーの特番、やっとみれた。

 

農家なのにちょっと変わってる、梶谷譲さんが案内人。

高級レストランと契約し、野菜やハーブを提供している梶谷さんの畑。あまり見たこと無い珍しいものを栽培されてるんですね。

普通の農家なら葉を売るけど花を咲かせてから売るとか、普通なら実を食べるけど葉を売るとか、普通なら捨ててしまう雑草とか。

誰も目をつけない視点で商品をつくって料理店に売ってるんですよね。しかも客は高級レストランだからお高めなお値段で。マーケティングうめえーと思いました。

 

紹介されていた商品はざっとこんなかんじだったかと。

ナスタチウム:花弁に辛味があり、油と相性が良いので肉料理に添えて使われる

・ディル:普通は葉を50円で売るが、花を咲かせて100円で売る。みんな知らないからやらない。他にも花を咲かせて売った方が単価高くなるものの例として、セロリやニンジン、ネギ、ニラなど。花を咲かせると同じ香りのハーブになる。

・豆ではなく、豆のヒゲ(葉?):豆のスープに最後のせたりして使う

・杉の新芽:野草で商品になるものを探す

・オキサリス:雑草

エゴマ:大きいものは起毛立っていて口当たりが悪い、シェフは小さいものを求めている

 

農家ではなく料理人の考えで仕事をされていて、年間300件は料理を食べ歩いて市場調査。シェフと直接会話し、求めているものを探る。だから顧客志向で商品をつくれるんですね。

海外のレストランにも足を運んで、そこで得た情報を持ち帰り日本の料理人に提供することも。

 

番組ではコペンハーゲンにある「noma」へ。世界で1位を4回取ったというすごいレストランなのだそうだが、出てくる料理はなんというか前衛的すぎて、これは料理なのか?と。白カビをはやしたアスパラガスとか蝶々の形をした食べ物のようなものとか。コース料理なのに肉や魚は一切なく、すべて野菜とハーブ。これからハーブの時代が来るかもしれない。

 

最後に。ハーブというと女性的な感じだけどそれを変える、とおっしゃっていてすごく共感した。ハーブってちょっと小馬鹿っぽいおばさんがドはまりしていて、イタいイメージがついてしまっているのが私すごく嫌だったんですよね。

ハーブとかアロマを日常に誰もが取り入れやすい雰囲気をつくりたい。